子供用のはさみを初めて買う時、たくさんある商品の中からどれを選べば良いか、とても悩みました。
子どもにとって使いやすく、安全で、万が一手が滑っても怪我をしにくい物がいいな、と思って、最初に買ったはさみは、わたしにとっては失敗に終わってしまいました。
その反省を生かして、買い直したはさみは、大正解!
右利き用も、左利き用もある商品なので、どなたにもおすすめできます。

これから子供用の初めてのはさみを買おうとしている方に、同じ失敗をしてほしくないので、自分にとって何がダメで、何が良かったのか、詳しく書きます。
失敗した子供用ハサミ(最初に買った物)

わたしが最初に買ったのは、子供用のはじめてのはさみとしてよく見るタイプの、プラスティック製のハサミでした。(表側には子どもたちの大好きなキャラクターのイラストがどーん!と描いてありますが、あえて裏面を撮影しました。)
プラスティック製ハサミのメリット
- 子どもが誤って手を挟んでも、怪我をしにくい
- 紙は切れるが、髪の毛などは切れない
- 軽い力でハサミを開け閉めできる
- 開く力を補助するスプリング付き
プラスティック製ハサミのデメリット
- 紙を切るだけなのにかなりコツがいる
実際のところ
書き並べたメリットとデメリットだけを見れば、あれ?メリットのほうが多いよ?と思いますよね。
わたしもそう思って、実際にこれを買いました。

しかし、いざ娘と一緒にハサミの練習をしようとした時、このハサミを使うと、紙が…切れない…!?(困惑)
安全のため刃の部分まですべてプラスティック製にしてあるがために、ただ紙を切るだけなのに大人でもコツがいり、絶妙な角度と力加減で刃を入れないと紙が切れずに、くしゃっと折れるばかり。
娘はとうとう、一度もこのハサミで紙を切ることができませんでした。子どもに紙をチョキチョキと切る感触や楽しさを味わってほしいと思っているのに、いくら安全でも、これでは本末転倒です。
買い直して正解だった子供用はさみ

最初に買った子供用はさみがあまりに使いづらかったため、思い切って新しいはさみを買うことにしました。
次にわたしが選んだのは、KOKUYOのエアロフィットというはさみです。
エアロフィットのメリット
- 切れ味が良くて、はさみの開閉も軽い
- 持ち手は柔らかいエアークッションで、滑り止めにもなる
- 安全キャップ付き
- テープやシールを切ってもベタつきにくい、グルーレス刃を採用
- 左利き用もある(右手用はブルーとピンク、左手用はイエローのみ)
切れ味が良い(重要)!
試しに大人も使ってみましたが、紙がサクサク切れます。
はさみの開閉の感触も、軽くて良いです。3歳の娘にとっては少し硬めですが、しっかりと開閉の練習ができます。
そして手が滑りにくい。
子どもが使う時、持ち手が滑りにくいことも重要だと思います。
また、このはさみは刃の接する部分が最小限となっていて、従来のフッ素コートされた刃よりもテープやシールの のりが付きにくくなっています。

工作をする時、テープをはさみで切る機会も多いかと思いますが、通常のはさみだとすぐに刃がベタベタしてしまうので、これも嬉しい仕様です。
それから、安全キャップ付き!これもすごく助かります。
商品パッケージには「ストッパーがかかる安全キャップ」と書かれていますが、実物を触ってみると、特定の場所を押さえてキャップを外そうとした時にしかストッパーはかかりませんでした。
そのため、ストッパーには拘らず、ただの安全キャップだと思ったほうが無難です。
エアロフィットのデメリット
- 刃の部分がむき出しなので、怪我に要注意
- 紙以外の物も切れる
これらのデメリットはこのはさみに限ったことではありませんが、やはり切れ味の良いはさみは反面、怪我や事故にも繋がりやすいということに注意が必要です。
実際に娘と一緒にこのはさみで紙を切る練習をしてみた時は、危なっかしくてハラハラしました。
子どもがある程度大きくなるまでは、はさみを使わせる時は大人が付きっきりで対応する覚悟も必要だと思いました。
子どもがはさみを使い始める時期は?
うちの娘は、3歳半になった今でも、まだはさみを上手に使えません。
しかし娘の同い年のお友達の中には、2歳頃から早くもはさみの練習を始めていて、すでに上手に紙を切れるようになった子もいます。
今年3月、娘の通うこども園の入園前説明会の中で、担任の先生に「何か気になることはありますか?」と言われて、わたしは、娘がまだはさみを使ったことがないことを相談しました。
すると担任の先生は、こう仰いました。

同じクラスにいる他の子たちも、最近はさみの練習を始めたばかりで、半分以上はまだはさみを使えないんです。入園したらこちらでも教えますし、大丈夫ですよ。
他の子どもたちと我が子を比べるのは良くないですが、はさみを練習し始める目安として、焦ってやらなくても大丈夫なんだ、と安心しました。
結果的には、新型肺炎の影響で入園が延期になってしまい、家で過ごす時間が多くなったために結局家庭ではさみの練習を始めることとなりましたが(はさみを使えるほうが遊びの幅も広がるので)、もしも園で練習を始めたとしても、きっと家でもやりたがって子供用はさみを買っていたことと思います。
というわけで、はさみの練習を始める時期は、一般的には3歳頃からですが、子どもの様子も見つつ、焦って教える必要はありません。
子供用ハサミまとめ
- プラスティック製だと、安全に使えるけれども、切れ味が悪い(というかほとんど切れない)
- 通常のステンレス製(学習はさみ含む)だと、切れ味は良いけれども、怪我や事故に繋がりやすい
- はさみの練習は3歳頃から、子どもの成長に合わせて焦らずやり始める
ここまで書いたとおり、正直、プラスティック製のはさみはおすすめしません。
ただ、全然切れなくても良いからとにかく安全な物が良い、はさみを開閉する動きだけ練習したい、という場合には、一度使ってみても良いかもしれません。
子供用はさみを選ぶ時は、それぞれのメリット・デメリットを考えて、ぜひお気に入りのはさみを見つけてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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