長いあいだ悩んでいた、子どもの指しゃぶり。
「ゆびたこ」の絵本を読み聞かせただけで、実際に筆者の娘は指しゃぶりをやめられました!

ただ娘が1歳の頃に同じ絵本を読み聞かせたときは、まったく効果がありませんでした。
重要なのは絵本を読み聞かせる時期。
いつ頃読み聞かせるのが最適か、この記事のなかで詳しく解説します。
・子どもが指しゃぶりをやめられなくて困っている
・他の子は、指しゃぶりをいつから・いつまでしていたか知りたい
・できれば3歳くらいまでには指しゃぶりをやめさせたい
指しゃぶりは胎児でもする
指しゃぶりは、0歳からしている子もいれば、2歳頃になって突然し始める子もいます。
その理由も、卒乳の口さみしさから指しゃぶりをする子、幼稚園・保育園に通い始めた心細さから指しゃぶりを始める子、と様々。
筆者の娘は、なんとまだ母親のおなかの中にいた頃から、指しゃぶりをしていました。

妊娠中のある日、おなかの中から「チュポッ!」という音が聞こえてきたのです。
おなかの中から聞こえた音はいったい何!?と驚く筆者。
「胎児が指しゃぶりをする音だろう」と、お医者さんには言われました。
指しゃぶりは、3歳になる前にやめられた
筆者の娘は、0歳~2歳になりたてくらいまでの間、特に入眠時、必ず左手の親指を吸いながらでないと眠れませんでした。
初めて指しゃぶりをせずに眠ることができたのは2歳2か月のとき。

長いあいだ娘の指しゃぶりで悩んでいたため、その日はものすごく嬉しかったです。頑張ったね娘、えらかったね、と何度も褒めました。
指しゃぶりをやめさせる方法は「ゆびたこ」の絵本
絵本を読んだくらいでほんとうに指しゃぶりをやめられるの?と思われそうですが、事実、筆者の娘はこれで完全に指しゃぶりをやめることができました。
絵本「ゆびたこ」(くせさなえ著)のあらすじ
【あらすじ】
もうすぐ小学生になる主人公の女の子は、小さい頃からの指しゃぶりの癖をなかなか直すことができません。してはいけないことだと分かっていても、どうしても指を吸ってしまいます。
するとある日、いつも吸っている親指にこわーいおじさんの顔をしたタコが現れました。おじさんタコは、「あんたが吸うてくれたら大きくなれる、もっと吸って、もっと吸って」と話かけてきます。
実際の子どもの反応は、大泣き
絵本には、大人が見ても、うわぁ……と思ってしまうような怖いおじさんタコのイラストがたくさん載っています。
加えて、女の子も彼女の家族もおじさんタコもみんな関西弁で話す設定だったので、関西在住の筆者は、ここぞとばかりに関西弁バリバリで感情を込めて娘に読み聞かせました。
すると……
娘、大泣き。笑

〇〇(娘の名前)ちゃんの指も、見てほら、ちゅぱちゅぱするからタコできてるわ。こわーいおっちゃんの顔出てくるわ。

いやっこわいっ!!
小さな娘をおどかせて怖がらせるのは気が引けましたが、彼女のためだ、と心を鬼にしました。
……と言いつつも、あんまり泣くので、最後には結局「だいじょうぶ、だいじょうぶ、ママここにいるでしょ?」と抱きしめました(甘い)
その後、娘は自分の親指をじーっと見つめていました。
そして夜になり、さあ眠ろうという時、いつものように左手の親指を吸い始めた娘に、

ゆびちゅぱ(※指しゃぶりのこと)したら、タコくるよ。おっちゃんの顔出てくるよ。
わたしがそう言うと、慌てて指しゃぶりをやめて泣き出す娘。
(隣でその様子を見ていた夫が「かわいそうやん……」と言ってきましたが、大事な局面なので構っていられません。華麗にスルー。)

泣き続ける娘に、「ママとおててつなご?」と言うと、娘はしっかりと手をつないでくれました。しかも両手とも。笑
それからわたしに縋りつくように密着して(これはいつものことです)、いつもより少し時間はかかりましたが、そのまま眠ることができました。
絵本「ゆびたこ」の効果を得るために重要なのは読み聞かせる時期
実は同じ絵本を娘がまだ1歳の頃に読み聞かせたことがありました。

その時には全く意に介せず、当時1歳だった娘は平気な顔をしていました。
ところが2歳前後の頃、絵本を読み聞かせたときの娘の反応が変わってきたことに筆者は気づいたのです。
・絵本を読む親の声に続いて、真似をして読む。
・子どもが自分で絵本をめくって読む姿勢を見せる。
・子どもがお気に入りの絵本の内容を、暗唱する。
以上のような我が子の姿を見て、今ならもしかして「ゆびたこ」の絵本が効力を持つかもしれない、と考えました。

そこで、娘が1歳の頃には平気な顔をして聞いていた絵本「ゆびたこ」を、2歳2か月の頃に改めて読み聞かせてみました
すると、効果てきめん!おどろくほど効きました。
指しゃぶりを完全に卒業できたのは、3歳になる前
娘が2歳2か月の頃、読み聞かせ2回目にして、ようやく効果をあらわした「ゆびたこ」の絵本。
とはいえ、その後もしばらくは、眠っている最中に一度目が覚めてまた眠ろうとする時などには、やはりまだ指しゃぶりをしていました。
それでも四六時中指しゃぶりをしていたことを思えば、まずはやめようとする意志が芽生えただけでも前進です。
それからだんだん指しゃぶりをする頻度が減り、娘は、3歳になる前に、指しゃぶりを完全にやめました!

歯並びにも影響するため、指しゃぶりを卒業できて本当にほっとしました。
指しゃぶりをやめさせる方法まとめ
- 「ゆびたこ」の絵本は、指しゃぶり対策に効果抜群
- 子どもの反応をみて、絵本に強い興味を示した頃に読み聞かせることが重要
- 絵本の効果は即効性ではなく、まずは子ども自身の「指しゃぶりをやめようとする意志」を芽生えさせることが大切

もしも絵本を読み聞かせてもだめだったら、指に絆創膏を巻いたり、口に入れても大丈夫な苦い味のするマニュキュアを塗ったりしてみよう……などと考えていましたが、結果的に、絵本の読み聞かせだけで済みました。
子どもによってどの方法が効果的か、それは試してみないと分からない部分も大きいです。
この絵本の読み聞かせを試してみるときには、ぜひ、読み聞かせる時期に注目してみてください。