古のオタクの個人サイトといえば、INDEXページに書かれた注意書きと入り口のバナー、BBS、作品展示に、リンクページ。どれも懐かしいですよね。
10〜20年前に全盛期を迎えたオタクの個人サイトも、今では大幅に数が減りました。
数は減ったけど、今でもあるよ…!
今はWordPressがあるので、昔よりも簡単にサイトが作れるようになりました。
興味のある方は「同人サイトの作り方」を参考に、ぜひ懐かしのサイトを作ってみてください。
個人サイト(ホームページ)が懐かしい
オタクの個人サイト、懐かしいですよね。
当時、どのサイトにもだいたいあった物を思い出してみました。
- INDEXページ
- 入り口・Enterボタン
- about・informationページ
- 200×40ピクセルのサイトバナー
- BBS・掲示板
- 日記・ブログ・MEMO
- 作品展示
- リンク・ブックマーク
- Web拍手
- アクセスカウンター
INDEXページ
オタクの個人サイトにアクセスすると、まず表示されるのがINDEX(インデックス)ページ。
いきなりメインコンテンツを表示せず、INDEXページを入れるのは「ここは非公式ファンサイトですよ」「二次創作に理解のない方は迷い込まないでね」と注意喚起するためです。
入り口・Enterボタン
INDEX(インデックス)ページにある、サイトへの入り口。
入り口は「Enter」と書かれた文字リンクだったり、バナーリンクだったり。
クリックしてもサイトに入れない「ダミー・エンター」があったり
注意書きをよく読まないと、正しい入り口が見つからないサイトもありました。
about・informationページ
「about」や「information」のページは、ほとんどの個人サイトにあります。
内容はサイトを閲覧する上での注意書きや、取り扱いジャンル、管理人のプロフィールなど。
管理人へのメッセージや感想の送り方もだいたいこのページに書いてあります。
200×40ピクセルのサイトバナー
オタクの個人サイトでよく見るサイトバナー。
バナーサイズは下の3種類が一般的でした。
- 200×40
- 88×31
- 32×32
サイトバナー見本
200×40
88×31
32×32
※上のバナーはすべてフリー素材をお借りしたものです。直リンク・画像保存ともに固くお断りいたします。
一番人気は「200×40」ピクセルのバナー。
私も「200×40」のバナーを使っていました
BBS・掲示板
訪問者が自由に書き込みできる、BBSや掲示板。
個人サイトの流行初期はよく見ましたが、中期〜後期にはBBSを設置しているサイトは大幅に減りました。
- 荒らし被害にあうリスクが高い
- 不特定多数に見られるので、コメントを書き込む人が減った
文字だけのBBSは設置するサイトが激減しましたが「お絵かきBBS」は残しているサイトもチラホラありました。
日記・ブログ・MEMO
サイト管理人の日記やMEMOページは、オタクの世界では意外と需要があります。
なぜなら、好きな作品の作者さんは普段どんな生活をして、どんなことを考えているのかを知りたいからです。
初めて訪れたサイトはまず日記から見る、という声もよく聞きます
日記やMEMOページの文章って、管理人のお人柄が出やすいんですよね。私もオタクサイトの管理人日記を見るの、好きです。
作品展示
一次創作・二次創作のイラストや小説を展示するページも、オタクの個人サイトには必ずありました。
本来は作品展示のページがメイン。
イラストでも小説でも、自分好みの作品を見つけられた時の喜びといったらなかったです。
リンク・ブックマーク
他サイトへのリンクを貼ったページ。
サイト管理人がよく「このサイトのメインページです」とリンクページを推すのも、古のオタク文化のひとつでした。
Web拍手
ボタンをクリックするだけで、サイト管理人に「拍手」が届けられるサービス。
一言メッセージを送ることもできます。
メールフォームよりも気楽にコメントを送れるため、好んで設置するサイトが多くありました。
今は「マシュマロ」という匿名メッセージ・サービスも人気
アクセスカウンター
サイトの閲覧数がリアルタイムで更新される、アクセスカウンター。
管理人だけではなく、訪問者も数字を見ることができます。
そこで生まれたのが、次に紹介する「キリ番」文化でした。
2000年代に流行ったサイトあるある
2000年代に流行ったサイトあるあるを思い浮かぶままに挙げていきます。
キリ番申告・リクエスト
サイトに設置した「アクセスカウンター」がキリの良い数字を示したら、サイト管理人に申告する制度。
「キリリク(キリ番リクエスト)受付中です」と書かれていれば、好きなキャラクターの絵や小説を書いてもらえるチャンス!
当時はスクショ画面を見せることも難しかったので、完全自己申告制
キリ番踏み逃げ禁止!というサイトもありました。
裏ページ・隠しページ
大っぴらに掲載できない内容のものは、裏ページへ。
みんな必死に探すやつ。
文字を白黒反転(文字選択)させただけで、裏ページへのリンクが見つかるならまだ序の口。ソースコードの中に裏ページのURLを書く人もいました。
おかげでページ・ソースの見方まで覚えました。
毒吐きネットマナー
個人サイト利用時の注意点を辛口でまとめたサイト「毒吐きネットマナー」。多くの個人サイトにリンクが貼ってありました。
古のオタクのネットリテラシーの高さは、ここから来ているとか来ていないとか。
○○バトン
「絵描きバトン」や「自己紹介バトン」など、お題に沿って作品を描(書)いたり、日記を書いたりする遊びです。
回答したバトンは、次に回す人を指名するルール。
最後のほうには「アンカーで!」とか「アンカーなのでバトンはここに置いておきます」という人も増えました。
自作の同盟
同じ作品やキャラクターを好きな人たちを集める「同盟」も流行りましたよね。
主催者はコンセプトと同盟サイト・同盟バナーを作り、参加者は同盟バナーを自サイトに貼るだけ。
好きなものをこっそり主張するのに人気の文化。
同盟バナーは「32×32」ピクセルが流行りでした。
古のオタクはサイト作成経験ありが多数
古(いにしえ)のオタクと呼ばれる、10〜20年前の作品で同人活動していたオタクたちは、サイト作成経験のある人がほとんど。
HTMLやCSSをしれっと使いこなす人が多くいます。
10年〜20年前は、オタクの個人サイト全盛期だったように感じます
筆者もまさに古の個人サイトを作っていた古のオタク。
会社のHPがバグった時にソースを見て「ここのタグがおかしいですね」と指摘したら驚かれた、なんて経験も。
WordPressを使う時も、HTMLやCSSの知識は役立ちますよ。
個人サイト(ホームページ)が懐かしい・2000年代に流行ったサイト|まとめ
古のオタクの個人サイト、懐かしいですよね。
2000年代に流行ったサイトあるあるを書き出しながら、胸がキュッと締めつけられる思いがしました。あの頃に戻りたいような戻りたくないような…!
最近のオタク個人サイトは、ひと昔前よりもおしゃれで機能的に進化しています。
興味のある方は「同人サイトの作り方」を参考に、ぜひ懐かしのサイトを作ってみてください。
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